
SCYTHEの大手裏剣。
Mini-ITX基盤の殆どが隠れてしまう大きさで、ヒートパイプの方向に気をつけて取り付ければメモリとの干渉は避けられますが、一番上のPCIスロットが完全につぶれています。
これはマザーのCPUソケットが従来のMini-ITXマザーよりも右下に配置されている所為もあるのですが。

高さは非常に低いのでかなり無茶なケースにでも入りますが…。

TermaltakeのMeorb。
背が非常に低く、マザー基盤のさまざまなものと干渉します。
取付金具が合わないため(LGA1156非対応)ただCPUソケットの上に置いただけです。
切り欠き部分をどちらに向けるか工夫することで、メモリかPCIスロットのどちらかの干渉は回避できます。


SCYTHEの手裏剣B。
ヒートパイプの先端側をメモリ側へ向けることで、メモリ、PCI両方への干渉を回避できます。

しかし、PCIスロット側はかなりギリギリです。

GPUクーラーの取付金具や背の高いチップが背面にあると、CPUクーラーに接触します。
写真は玄人志向のHD5570ですが、背面に配置されたメモリチップやコンデンサなどが、CPUクーラーのフィンと1〜2ミリしか離れていません。
PCに衝撃を与えたらぶつかりそう('A`)

ちなみに、今回使用したケース、SilverStoneのSilverstone SST-SG05B-Bだと、HISのHD5670 IceQは余裕で収まります。
たぶんHD5770ぐらいまではいけそう。

HD5570より背面の突起物が少なくて、こっちのほうがより危険が少なそうだったりする。

TermalTakeの桜扇、ISGC-100。
高さは他のクーラーより高いですが、写真の通り殆ど誤差。
その分マザーとの干渉が少なく、扱いやすいと思います。

PCIボードとの干渉もギリギリですが手裏剣より余裕があり、取り付けに不手際が無ければ自然にパーツ同士が接触することはないはずです。
手裏剣Bが良いなぁと思いました。